帰ろう。 そう思った時にはもう遅かった。 「お姉ちゃんなんでそんな息荒くしてんの〜?」 また男だ。 知らない人たちが私の視界を遮る。 「なんで泣いてるのかなぁ?」 「うるさい。」 「怒っちゃったうひゃひゃひゃ」 気持ち悪い。 何もかも。 なんでこんな人たちばかりなの? なんで私は怖がっているの? 自分でもわからない。 助けて、助けて。柳也ー