「お待たせ致しました。 お客様のご注文はこれで全てでよろしいでしょうか。」 彼が来た!彼が来た!彼が来た! 聞くんだ私!聞くんだ私!聞くんだ私! 「あの…お客様?」 はっと我に返った。 「あぁ、ごめんなさい。ぼうっとしていました。」 恥ずかしそうに言う私を見て彼はにっこり笑いながらもう一度聞いてくる。 「ご注文は全てでよろしいでしょうか?」