「なぁ、ひかり・・・オレと別れよう。」


彼はそう言って、振り返り私が呆然としている間にいなくなりました。


「そっか、私振られたんだ・・・」







それは学校の放課後、秋も深まる10月なかばの出来事・・・。


澄みきった秋の青空に涼しい秋風が体にあたって気持ちがいいはずなのに、何かドロッとした物がひかりの心の中にはあった。

私は1年半付き合っていた・・・大好きだった彼氏にアッサリと振られたのです。