朝 治療室にて

「・・・・ぅ・・・・」

龍から小さな声が漏れた。

「あ、起きた」

龍がこっちに目線を向ける。

「おはよー。えっと・・・・龍・・・・くんであってるよね?よく眠れた?」

龍はガバッと起き上がって、苦痛に顔をゆがめた。

「こらこら。起きあがっちゃ駄目だよー。傷に響くよー?」

龍を寝かせる。

「おーと****(自己規制)♪」

「なんなんだおまえぇぇぇぇ!!!!!!」

といいながら勢いよく起き上がった。

「おぉう!?実は大丈夫!?」

「ふざけんな!滅茶苦茶傷に響くっつーの!マジなんなんだよ!黒真の手下かよ!」

「いや!?全然違うよ!?関係無いって言えば嘘になるけどね!?」

「じゃあ、なんなんだよ!」

「俺は平行世界の黒真、真白の実験台だったんだよねー」

へらへらして見せた。

「・・・・は?」

龍は唖然とした。