「ごちそうさまでしたっ」


おいしいゴハンを食べ終わっても、ユウキは自分の部屋に戻らずあたしにくっついてくる。


「この寮美人多くね?」


なんて笑ってる。


「どうゆう意味よ?」


あたし以外に手出したら、許さないんだからっ。


「…ゆ・う・き・ちゃん♪」


クスっと微笑むと、後ろから腕を回してきた。

答えになってないよ。


「かわいいね。キミ」


チュ―


大きな体にすっぽり包まれたまま、唇が触れる。

今日のユウキは甘いなあ、なんてぼんやり思った。


「夕貴?今夜は眠れないかもね」