「あかんやろハル。またチンピラごっこか?」


「みっちゃんだ♪ねえ、一緒に飲もうよっ」


まるで弟みたい。

誰ですか?

さっきのハルは本物ですか?


「ほんなら彩ちゃんゆっくり休んでな~」


「あ、ありがとうっ」


ふぅ。

助かった。


「逃がさないよ?」


ビク――っ!!

耳元で囁いたのは、やっぱり…


「ハ…ル…?」


ニコリと微笑む天使だった。