「いつもおおきに~葉月。俺やるわ」



「ううんっ。これくらいあたしもできる」



みっちゃんと食器を洗うのは日課になっていた。

17のあたしからすると、何気にやっぱり大人だなと思う。



「葉月はエライなあ」



わざと大きな声で達也を見るみっちゃん。

うーん。ごめん。やっぱ子ども。



「ねえみっちゃん。達也ね、実はここのゴハン楽しみにしてんだよ」



「……なにっ!?」



「くふふ」