「………っ」






朝起きた俺は、不意に昨日のことを思い出した。






そして唇を触る。





「っっ!!」





俺が今触ってるここに、
沙彩の唇が当たったのか?





……っ!!!!




ダメだ。思い返すと顔がニヤけてしまう。





沙彩のビックリした顔も、可愛かった。





……ほっといたら絶対他の奴に取られる…。





ぜってぇイヤだ…。





耐えらんねえ。






いや、大和に取られるんならいいけど
他のクズみたいな野郎には取られたくない。