「は?観覧車が傾くだろ?



無理。そっちに座ってろ」






そう言いながら顔を向こうにやった介だけど、私は知ってるよ?






ホントは顔が赤くなったのを隠そうとしてること…。






好きなのは、私だけじゃないんだね…。






「わ…てっぺんまで行ったよ?た…高い…!」






「ふ…」






「な、なんで笑ってんの?」






何よ、私なにも笑うようなこと言ってないし!!






「あのさ、観覧車のてっぺんでキスしたくなる、

とか嘘だと思ってたけど…」






「え…?//」