「もしらむが俺の
気持ちに答えてくれないなら
俺はらむの事を忘れる。
恋愛感情としてじゃないからな、
”らむ”を忘れる。
それで他の女と恋をする。」
ぇ?
「だめっ、やだよ」
気づいたらそんなことを
言っていた私。
「…んっ。ほら。
ならさキスしろよ、
今しなきゃ他の女と俺が
することになる」
「……やだよっ。
けどねできないよ、私にはっ。
だって私たち兄妹なんだか___ 」
「その言葉聞き飽きた。
嫌いなんだよ、その言葉。
なあ、どうすんの⁇
俺と”他人”になるか”恋人”になるか。」
「…んっ。ちゅ…っ、く」
とっさに動いていた。
お兄ちゃんがすき。
恋愛としてか何て
わからない。
けど一つだけ言えるの。
お兄ちゃんと縁を切りたくないの。
気づいたら
お兄ちゃんは泣いていた。