~ 兄 side ~
羅夢、帰ってきた。
下に降りるか。
「ただいまー///」
羅夢の声がする。
リビングを覗くと
顔が真っ赤な羅夢。
くっ…
「おかえりー」
絶対に何かあったな。
すぐにわかる。
顔、態度、声。
あいつはわかりやすい。
「ぁ、お兄ちゃん‼︎
後でお部屋行っていい⁇」
不覚にも俺を誘う。
馬鹿かあいつは。
余計腹が立つ。
けど断る⁇
んなわけない。
「ん、おっけー」
そう冷たくいって
また上にあがる。
俺は悔しい。
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