どのくらい寝ただろうか。

「うう…」

目を開けるとそこには本を読んでる



……霧也くん。

「起きたか?」

「うん、さっきはありがとう
助かったよ!」

「いや、当たり前のことをしただけだ。
それよりお前大丈夫か。」

「ぁ…ぅん、大丈夫!平気!」

「嘘か。」

「へ⁇」

「お前の事はなんか分かる。」

何でだろう。

会ってまで数時間なのに。

不覚にもキュンとした。

「俺は帰る。」

そういって立ち上がった。

「ぁ。ぅん、ばいばい!
今日は色々迷惑かけちゃったね…
ごめんね!じゃぁまた明日ね!」

「ん。」

そう言い残して

出て行ってしまった。