霧也くんの目はいつもより

冷たい目。

けど優しい目にも見える。

霧也くんは何も言わず

私の体を触っていた

杉山くんという人を

ただ見つめていた。

杉山くんは

「くっ…
どうしたんだよォ⁇
僕は何もやってないぞォ⁇」

杉山くんは

ポッチャリとゆうか

ボッチャリしていて

春なのに汗をかいていて、

申し訳ないけれど

気持ちが悪い。

きっと見た目だけなら

そうは思わなかったけれど

そんな事されたら

気持ちが悪い。



緊張 恐怖 気持ちの悪さ 空腹

などが一気に

私を襲った。

そして私は椅子に座っていたものの

後ろに倒れてしまった。