翌日になると
やっぱり学校の話題になっていた
教室に入るなり、クラスの奴らの会話が聞こえた
「昨日、うちの学校の生徒がトラックに轢かれたんだって!」
「知ってる知ってる!小蔵茶子とか言う人でしょ?」
「そいつ、俺らの同級生じゃん!」
席に座って会話を聞いてみた
「てか、そいつの轢かれた理由知ってる?」
「「知らなーい!」」
「なんと、轢かれそうになった猫を助けようとしてだってー!」
「キモー!自分犠牲にしてまで助けようとか、その子に同情するわー!」
と、まぁなんともくだらない内容だった
俺は腹が立って席を勢いよく立ち、教室を後にした
ところで、なぜ俺がこんなにも怒っているかわかるだろうか?
彼女とは面識が無いにも関わらず、ここまで怒っているのか
それは、彼女に興味を持ったからだ
それからというもの、俺は彼女について知りたくなった
ちょっとキモいのかな、でも、自分の命より猫ってどんな子だろうな
小蔵茶子と話してみたら面白そう