「梨花...私の姉が、あなたを振った理由。分かってるんでしょ?」


「...。」


「梨花に少しでも、悪いと思う気持ちがあるなら、美帆と別れてよ。」


「それはッ...。」


「無理なら、私を抱いてよ。
 姉があなたと別れた...死んだ理由は、私のためなんだから。」





そのあと、陸がなんて答えたのかは、分からない。


私は、気付かれないように、教室に戻った。