「相沢君?なんかさっき、裏庭のほうに行ったよ。」


6組の子がそう言う。

私は少し、疑問に思いながらも、裏庭へ向かう。




裏庭に来ると、陸の後ろ姿が見えた。


思わず近づこうとした瞬間、私の足は地面に根でも生えたのかのように、止まる。




陸の向こう側には、絢がいた。