「絢...。」
「お姉ちゃんは、私の彼への気持ちを知って、彼に別れを切り出したの。
『他に男ができた』って言って。その帰り道、私のお姉ちゃんは、車にひかれて死んだの。不幸な事故だった。飲酒運転してた車にひかれたの。そんな、お姉ちゃんの大切だった人を、好きになんかなれないよ...。」
絢は泣き続ける。
私は何も言えず、ただ、絢にこんなことを聞いたのを後悔しながら、時間だけが過ぎて行った。
これが、何かの分かれ道だったのか...。
私は後になってそう思う。
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