「あ、陸っ!」
たまたまパンを買っていると、陸が男友達といた。
「美帆、あれ、一人?」
「ううん!えっとね、今日来た転校生の絢と一緒!」
パンを買って戻ってきた絢を私の隣に呼ぶ。
「えっと、神崎絢っていうの!外国育ちだったんだって!」
私は、何の不信感もなく絢を紹介した。
一瞬。そう。
本当に一瞬、陸の顔が曇ったことなんて気付かなかった。
そして、絢の顔も一瞬、人が変わったかのような顔をしたのにも、気づかなかった。
。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…