土曜日の朝は必ず寝坊した。

朝昼兼用のブランチを食べにファミレスへ行き

買出ししながら帰って

午後はまた省也とベッドの中で過ごした。

「ね、省也、私が苦しむほど愛してくれるって前に言ったこと覚えてる?」

「そうだったな、覚えてる。」

「私、全然苦しくないんだけど、むしろ喜んでるわ。

省也の愛し方が足りないんじゃないかしら?」

「へぇ、いいことを聞いたな。」