私は身体を火照らせて息も絶え絶えに言った。

「省也、もうできない。こんなに無理、もう限界なの。省也、聞いてる?」

「ちゃんと聞いてる。」

「だったら、も、やめ。」

「まだだ、まだダメだ。」

「やぁ。」

「もっと沙月で狂いたい。」

「これ以上、狂えない。」

「ふぅ、おまえ一体何度気絶できるんだ?

今までそんな女はいなかったが特異な体だぜ。俺まだ1回もイッてない。」

「ん~省也?」私は気だるくて目を閉じたままでいた。

「沙月、おまえの体、どっか変じゃないのか?」

「私、変なの?」

「感じすぎ。」

「だって、省也がすごくて、全部省也のせいなんだもん。」

「まぁ、そうなんだろうが。」

「好きだから。私、省也のことが好きだから、ものすごく感じちゃうの。」

「・・・・・」