素敵なカフェで、テラス席もあった。

夕方で混み具合もかなりだった。

「やれやれ、プレゼンも無事終わった。」

「お疲れさまでした。」

係長はスイーツも注文してくれた。

「とっても美味しいです。」

「君は新卒の時から今の部門だったね?」

「はい、4年目です。」

「私が移動してきたのがちょうど1年前だ。」

「係長は以前どちらにいらっしゃったのですか?」

「xx部門だ。連日の残業でメンバーは皆移動を希望していたが

実際に動けたのは私だけだ。」

「大変ですね。私なんてちっともお役に立ててなくて恥ずかしいです。」

「そうかな?私には君がいてくれて助かっていることの方が多いと思うが。」

「他社のアシスタントは皆プレゼンターのサポートに輝いていましたし

私とはとても比較にならないです。」

「たぶん君は誰が上司だろうと精神的な支えになってくれる存在なんだよ。

前の係長もきっとそうだったと思うな。」

「係長、誉めすぎです。」

「あっはっは!」

「ご馳走さまでした。」

「いや、君とならいつでもオーケーだ。じゃ、そろそろ社に戻ろうか。」

「はい。」