誰だろう?知り合いもまだ、いないのに・・・。


ガチャ。


「こ、こんにちは。さ、さっきは、その、えっと、すみませんでした」


「ええっ・・・!?」


そこにいたのは、先ほどのびゅうかぜさんだかしゅうかぜさんだか、とりあえずその人。


だ、だけど・・・。


「きゃ、キャラ違いすぎじゃないですかぁー!?」


とりあえずゆうかぜさん?を部屋にいれて、二人でテーブルを囲んで座った。


きゅうかぜさん?は顔をあからめながら、ツンとそっぽをむく。

「そ、その。わたしはもともと超人見知りなのよ。
でも、さっきはすごいパニックになってたから、素が出ちゃってたというかなんというか」


「ほへぁ・・・」

ぽかーんとする、私。


こんな人、世の中にもいるんだぁ・・・。


「大丈夫ですよ、気にしないでください、みゅうかぜさん」


「私、りゅうかぜなんだけど、苗字」

「ええ!」


そんなバカな!

「ご、ごめんなさいっ、人の名前とか覚えるのむずかしくてっ、本当ごめんなさいっ」


あああ・・・恥ずかしすぎる・・・。

嫌われちゃったらどうしよう・・・。