高校2年の5月


私と翔太は駅前のカフェにいた。


周りからみたら普通のカップルにみえるかもすれない



けど それは今の私にとって辛い



「萌、ごめんな。」


「いいよ、幸せにしてあげて」

泣きそうになるのを堪えて席をたった


「いいよ、俺払う」


あたしが手にとった伝票をとっていった。


「別に いいよ」


俺が払うと言う翔ちゃんに負け甘える事にした。


そして あたしは背を向け歩きだした。


涙がばれないよう


「萌 っ 」


振り向かなかった。

泣いてるのが ばれたくなかった