「…オレの気持ちは、今もずっと変わらない。

美緒、オレはお前だけを愛してる・・・」

そう言って、雄一は、突き返された箱を、黙り込む私に、

無理やり握らせ、マンションを後にした。


…雄一の気持ちを聞かされた私は、どうしたらいいのだろう?


思っていた事とあまりにも違い過ぎていて・・・

私が誤解していなければ・・・

私があの時、雄一に問いただしていれば・・・

今もずっと、あの関係が続いていたのか・・・・。


私はしばらくその場を動けなくて、

ただただ、握らされた箱をジッと見つめていた。