「お疲れ様でした」

「お疲れ様・・・あぁ…お風呂に入りたい」

思わず本音をポツリ。

それを聞いた蒼空はフッと笑った。


「もう遅いので、車でお送りしますから、

この書類を社長室にいる第1秘書に渡したら、帰ってきますね。

美緒さんは、少し休んでてください」


「ゴメン、助かる」

そう言った私は、客用のソファーに腰を下ろし、

溜息をついた。

…無事に終わってよかった。


その安心感から、数秒のうちに睡魔に襲われ夢の中へ。


…とても心地いい。

誰かに抱きしめれている温かさ。

私はそれを求めるように抱きしめ返した。



すると、突然のキス。

私はまどろんだ状態で、そのキスを素直に受け入れていた。



…いや、待て。