デザートを食べ終わって

店を出て

咲李と楓と公園で話してた

そしたら公園の前を萌斗が通った

「あー!萌斗ー!こっちおいでよ!」

って咲李が萌斗に手を振りながら呼んだ

「咲李!何してんの?!」

「いいじゃん!咲李と楓はもう帰る時間だし!」

こっちにきた萌斗に咲李が

「咲李と楓はもう帰るから
なおの事よろしくね!」

「おう」

え?それだけ?どうしよ

萌斗もおうしか言わないしどうして?

「じゃ、じゃあまたね」

帰ろうと思ったら

手をぐっと引っ張られた

「....送ってくよ」

下を向いてて表情は分からなかった

「すぐそこだしいいよ?」

「俺がいや」

すごく真剣な顔をしてたから

つい頷いてしまった

歩き出そうとしたら

萌斗が手を繋いでたきた

私は必死に涙を抑えながら

「凛花と付き合ってるのにどうして手繋いでくるの?

そうやって優しくしないで
期待させないで
好きな子がいるんでしょ
その子に見られたら嫌われちゃうよ」

私は萌斗の手を振り払って逃げた

そしたら後ろから萌斗が走りながら

「まてよ!俺....凛花と別れたから」

「手繋いでたじゃん」

「あれは凛花が繋いできただけ
今日で最後って言われたから」

「じゃあ凛花と話してた好きな子は?」

「本当の好きな人を言おうとしたら
あいつボコボコにしてやる!って怒ったから言わなかっただけ」

「じゃあ誰?」

「......ぉか」

「誰?聞こえない」

「菜緒華」

「本当に?」

「本当に」

「いつから?」

「1年の時から」

「三年間も好きなの?」

「そうだよ
菜緒華は?俺のこと好き?」


「.....好き」

「聞こえない」

「萌斗が好き」

萌斗は私の手を優しく引いて

大きな手で私の事を包んでくれた

頭を撫でておでこにちゅっとキスをした

それだけで顔が赤くなる私は単純だな









やっぱり....萌斗が好き