「あーごめん。」

彼が手を離す。

「彼女って?」

「は?」

「さっき、言うてたやん?」

「あー、なんてゆーかその、、、」

困った 顔を する 彼を見て。

私は、なんだか、いじめたくなった。

「あんた、うちの 彼氏になるん?」

「え?」

さっき怒ってたのが嘘みたいに

アホそうな 顔をしていた。

「嘘やで! じゃーな!
女遊びは程々に せんとな!(笑)」

そう 言って 立ち去ろうとしたら、

「はな!」