「も〜、いいよ。」

くるりと、向きを 変え

帰っていった 女の背中は、

悲しさを 隠しきれてなかった。


「あの、、、手。」

顔を 見ると 固まった。

カッコイイとか、無いって

思ってたけど、

これが カッコイイって言うんだな

って、一瞬で思うほどだった。