「誕生日おめでとう~」ってみんなに出迎えられた。それから、 「さくら(先輩)おめでとう~」って声も。

俺とさくらは照れくさくて俺は「おぅ。」と言えなかった。

さくらは「ありがとう♪」って言っていたがあかくなってるのが双子の片割れである俺には手にとる様にわかった。

「颯斗」と雪奏に言われたから、振り向くと

「プレゼント」と言って雪奏が近付いてきた。はっ!? って思うと首に雪奏の腕が回り、冷たい感覚がした。

あれっ!?と思い自分の首筋に目をおとすと、ネックレスがあった。かなり、俺の好みだった。

「ありがとう。凄く気に入ったよ」と言い、雪奏の髪を撫でた。凄く嬉しそうで、皆が居なければ抱き締められるんだが…口を差すようにさくらは、「私たちのまえでイチャイチャしないで」って言われた。折角良い感じだったのに…

時間はまだあると気を取り直して椅子に座り、ジュースがみんなに渡ったのを確認してからテーブルに置かれている料理に手をつけ始めた。

どれも美味く、雪奏が作ったのが直ぐにわかった。