───「ありがとう。皆は絶対に死なせないから。でもね、両親だけには知らせてあげて？こんな事態になってしまった以上、今までいた日常は無くなるから。きっとこれまで以上に魔物は蔓延る（はびこる）し、きっと直ぐに秘密にしていてもバレてしまうから。これはどうしてもお願いします。」わたしはそう言うと、皆は、分かった。という顔をしていた。
お父さんは、「もし、だめだったらこの話はナシだ。これは時宮家の当主としての発言として受け取ってくれないか？」皆はどうしたら、親を説得するか考えているみたいだ。

────
「さぁ、今はこの話はお仕舞い!!せっかくの旅行だから楽しまなきゃ損よ♪」と場を切り替えていた。

「雪奏、もう起きられそう？」と続けてお母さんが言った。

「うん。何も問題無いよ？」そう言ってから皆に着替えたいから部屋を出て貰った。