「まぁ、死ぬ気は無いけどな」とお父さん。

「ねぇ雪奏、もうわたしや先輩たちは時宮の秘密を知った時点で当事者なんだよ?雪奏が私たちを守って来たようにわたしだって雪奏や友達、家族を守りたい。そう思う気持ちはいけないことなのかな?」澪…

「雪奏ちゃんわたしだって同じだよ?わたしと颯斗は病院の関係者として生死を間近で見てきた。だから颯斗は人の死に敏感でわたしは少しの可能性があるなら手を伸ばしてみたいって思うよ。」さくら先輩…

「俺は皆みたいな大義名分は無いけど、危険って事を知ったんだよ。このままではいられない。」速水先輩…

「妹だって大事な家族だ。家族を守らなくてどうする?それに生徒会メンバーだって大事な友達だしな。」長谷川先輩…

「さっき速水や冬哉さんが言った様に俺たち男は大事な人の為なら命だって賭けられるんだ。この気持ちだけは誰にも邪魔させない。守れる力が目の前にあってそのまま見過ごすなんて、俺には出来ない。」颯斗…

「もう気持ちは決まっているだろう?」ありがとう…お父さん。