ーside雪奏ー

現場に着いた私と時凍様は茫然としていた。

魔物の数が多いからだ。400はいるだろうかー

狼タイプに、熊タイプに物語に出て来そうな悪魔タイプも。

幸い負傷者はいないが、長期戦の覚悟をした。

「時雨、行くぞ!」という言葉に私は着いていった。

───数十分後

まだ、半分も切っていない。このままだと消耗戦になる。どうすればー

───『力、あげる。』 ……えっ うん守りたい大切な人を。

───『なら、大丈夫だね?』そう言うと身体の中が熱くなって一気に魔物は消えていった…それを確認すると私の意識はブラックアウトした。