ー朝食後。午前9時ー

皆で話していると、家の電話がなった──警視庁の直通電話。…こんな時に…

私と時凍様が席を立つと、お母さんは電話の応対をし始めた。 皆は分からない顔だったが、一人だけ例外はいた。───颯斗だ。まさか、という顔をしていたが、私と時凍様が部屋を出て行こうとした時に確信の顔になっていた。

ごめんね、颯斗。せっかくの休みなのに。

着替えて、部屋を戻ると、不安そうな顔をしていた颯斗がいた。私は颯斗のほっぺに手をおくと

「心配しないで。絶対帰って来るから。」と、

時凍様はお母さんを何時もの様に優しく抱き締めると、「必ず帰って来る。颯斗君達を頼むな」と言うとお母さんは「はい。時凍様。御武運をお祈りしております。」と言った

迎えの車が来た事を確認して戦地へ赴いた。