ー沖縄、別荘ー


「着いた~☆」そう私が言ってから大きく伸びてから、お父さんが、

「こっちだ。」と言って玄関の方に向かった。
本邸と違い、西洋風の落ち着いた感じの建物で、庭には一面に芝生が敷き詰めてある。
元気よく向日葵が私たちを迎えている♪

ドアの隣にある指紋、静脈認証システムにお父さんが右手をかざすとガチャと鍵の開く音が聞こえた。

中に入ると、温かいシャンデリアがあり、何処かのホテルの様だった。

颯斗たちも唖然として見ていた。

何回も家族で来ている私は驚くことも無く、みんなに

「客間は二階で、皆が一人一人入れる様に準備してあります。バス、トイレは各部屋にありますが、一階に大きな露天風呂もあります。露天風呂を使う場合はリビングに置いてある紙に名前を書いてください。」そう言うと、お父さんが

「部屋は自分たちで決めて欲しい。飛行機で疲れていたら部屋で休むのも良し、遊びたいんならビーチに行っても良し。だが夕飯は19時だからそれまでには帰って来てくれ。」そう言うとみんなは部屋を決め始め、部屋割りは

お父さんとお母さん 私 颯斗

澪 さくら先輩 速水先輩 長谷川先輩

となった。