ー夕食後side颯斗ー
雪奏は付与しに部屋に籠って、俺と冬哉さんは庭に出ていた。
「颯斗君。」冬哉さんが言って
「はい。」
「少し長くなるが良いか?」
「はい。」
「驚かないで聞いて欲しいが鈴美の家は巫女の家系でもともと鈴美は第六感が強いんだが、昨日鈴美が『悪い方向に行ってる』と言っていたんだ。一応颯斗君に言って置こうと思った。」
「そうですか…ありがとうございます。…実は此方にも良く無い事が有りまして」
「なんだい?」冬哉さんが言うと
「生徒会顧問の鈴木先生に俺たちの関係を調べられてます。…下校中も尾行されました。今は誤魔化していますがバレる事も時間の問題かと。」
「なに…尾行だと?確証は?」
「雪奏が足音で判別しました。」
「……そうか。では確実だな。」冬哉さんも雪奏の耳の良さは知っている事だ。
「これからきっと危険度が増していくだろう。雪奏のことは颯斗君に任せる」そう言って
「はい。絶対に雪奏を守ります。」冬哉さんは微笑み、頼んだぞと肩をトンと叩いた。
雪奏は付与しに部屋に籠って、俺と冬哉さんは庭に出ていた。
「颯斗君。」冬哉さんが言って
「はい。」
「少し長くなるが良いか?」
「はい。」
「驚かないで聞いて欲しいが鈴美の家は巫女の家系でもともと鈴美は第六感が強いんだが、昨日鈴美が『悪い方向に行ってる』と言っていたんだ。一応颯斗君に言って置こうと思った。」
「そうですか…ありがとうございます。…実は此方にも良く無い事が有りまして」
「なんだい?」冬哉さんが言うと
「生徒会顧問の鈴木先生に俺たちの関係を調べられてます。…下校中も尾行されました。今は誤魔化していますがバレる事も時間の問題かと。」
「なに…尾行だと?確証は?」
「雪奏が足音で判別しました。」
「……そうか。では確実だな。」冬哉さんも雪奏の耳の良さは知っている事だ。
「これからきっと危険度が増していくだろう。雪奏のことは颯斗君に任せる」そう言って
「はい。絶対に雪奏を守ります。」冬哉さんは微笑み、頼んだぞと肩をトンと叩いた。