会議が終わり時計を見ると7時30分…かなり話していた。

今回の収穫は颯斗たちに手を出さないって事と情報を共有、そして共同戦線を張れたことか…

「皆、遅くなってしまったし家で夕飯を食べて行ってくれ。」と言い皆で夕飯を食べた（後で聞いた事だけど、最初から食べて行って貰おうと考えてたみたい。）

お父さんが皆を家まで送って、遅いから私はお風呂に入って寝た。

ーside冬哉深夜ー

風呂上がり、ようやく一息ついて、寝る前習慣になっていた緑茶を飲んでいると、隣に鈴美が座ってきて、

「マスコミの件どうなるの？心無い人が雪奏や颯斗君たちの事を悪く言いそうな気がするの…」コップをサイドテーブルに置くと鈴美を抱き寄せ

「大丈夫。その点も含めて上層部に掛け合うさ。俺だって悲しませる事は絶対させないから」
抱き締めているが鈴美が震えている…落ち着かせるように鈴美の髪を撫でているが、落ち着きそうに無いな…

鈴美の耳に俺の心臓の音が聞こえるようにして──心臓の音は人を落ち着かせる効果があると聞いた事があるからだ。

しばらくすると落ち着きを取り戻した様に「ありがとう、冬哉」

「当たり前だろ？そろそろ遅いし寝るか。」と言って、何時もの様に鈴美を腕枕して寝た。