ー時宮邸リビングー

夕飯を食べなから話したいことの内容を聞いていた。

「つまり、私の誕生日に颯斗と私が婚約者同士としてマスコミに発表するのね?」と私が言うと

「あぁ、そう言う事になる。既に決まった事で事後報告になったが、すまないな。」とお父さんが言った。

「いえ、こちらも構いません。雪奏さんが颯斗を想う気持ちは良く伝わっていますし、颯斗も雪奏さんを大切だと想っているのは良く分かりますしね?」と遼お父さん。

「わたしたちで話していたことがもう一つあって、『条件』の事だけど、雪奏さんが大学卒業ではなくて、高校卒業に短くしようか、と言うことだけど、颯斗、雪奏さんどうかしら?」えっ秋子お母様?颯斗もびっくりしていて、数秒たってやっと復帰した颯斗が

「俺は嬉しいけど、…雪奏、どうしたい?」

「私も嬉しいです。是非お願いいたします。」そう私は言った。

「ただ、条件は一年も留年しないこと、成績も二人とも主席をとり、一回も次席以下にならないこと。大学は月城大学で颯斗君は医学、雪奏は経済学と言うことだ。」とお父さんが言った。

「分かった。」「分かりました。」