ー修学旅行後翌日、五十嵐邸ー

「皆に集まってもらったのは、顧問である鈴木先生に俺と雪奏、そして長谷川の妹の生徒会入りを探られたからだ。この後について話あっておく必要がある。話すか、話さないか。疲れていると思うが、緊急だと考えて欲しい。」

「その探り、いつの事？」って私が聞いたら帰りの飛行機で私が寝ている時と答えてくれた。

「ここまで来てなぜ話さなかった、と言われそうだね、話したら。下手したらダメと言われるかも。頭が固かったら。もし、学園に大量の魔物がでた場合教師も巻き込んで、他の生徒の誘導とかも必要になるんだよね。」私は肯定的な理由と否定的な理由を出し、皆がどう思うか、見ていた。

「ダメと言われたら説得出来るかも知れないけど、普通は絵空事で一蹴だよね？」確かに…さくら先輩が言った事もあり得る。

皆も同じ事を考えていたのか、さくら先輩に肯定的だった。

「このまま、と言うことだな。探りが多くなるだろうが皆、気をつけてくれ。」と話し合いは終わった。