雹蓮霰。クールだけど時々もの凄いことを言う男の子。
荻堂楓。一瞬見るとヤンキーで柄が悪いけど、実は動物愛好家の男の子。
神崎聖。可愛い顔をして実はもの凄い腹黒い男の子。
私達合わせてこの六人は、幼稚園から仲良しで、良く一緒に遊んでいる。
そうかもな!と言って龍君と真琴は笑いあう。


ズキン


私は一人そこに立っているだけ。話に…混ざれない…。
そうこうしているうちに、真琴は私の腕を掴んで教室へと歩き出す。




「真琴?」

「今は黙ってついてこい」




真琴…起こってる…?
私何かしたかな…?
そう考えてるうちに、私は真琴に屋上へと連れてこさせられた。
そして、真琴は私の方を振り向いた。




「綾…」

「…ぅん」

「何であんた話に混ざんないの?」

「ぇ…」




何で話に混ざんない…?
ぇ…だって真琴と龍君…楽しそうだったし…邪魔しちゃ悪かったかな…っておもって…。
私がそう考えてると、真琴はため息をついてもの凄いことを言い出した。




「告っちゃえば?」