そんな彼が私に告白してきた時はホントに驚いた。



夢なんじゃないかって思った。




断る理由は何もなかった。



だってあたしも好きだったから。





だけどあたしは気づいてしまった。





隠れてコソコソこっちを見ている女の子たちに。



あれは絶対睨んでる。




「栞里のことが好きなんだけど。……キス…してもいいか?」



「えっと…その…ごめんなさい!!颯斗とは付き合えない…」




「…ん。わかった…迷惑かけてごめんな?」



ズキつ。



あたしが悪いのに…颯斗何も悪くないのに…。