「やめて!!」




ハッと我に返る。



「なんで…こんなことするのよ…」





「…ごめん」




「もう…やだ…。こんなことならあの時…死ねたらよかっ…」




「うっ…」



なんだ…?急に頭が…。



―――だよ。



これは…こいつ?


なんで…。



「死ねればよかったのに…」



我に返ると栞里がふらふらと歩き出した。