「…っ、か、可愛げがなくて悪かったわね!!私は元々こんなやつよ!!…それに…今のあんたなんて颯斗じゃない!!こんな…こんなこと言わなかった…。いつもあたしのこと好きでいてくれて…守ってくれた!!」



そしてとうとう涙をこぼした。


ほらまた…胸がしめつけられる。
抱きしめたくなる。


なんでだよ。



「それにあなたの記憶は戻らないんじゃない?」



「は?」




「だって思い出す気ないでしょ?別にどうでもいいってことでしょ?」



「それは…」