関係ない…ね。
…いや、関係ありだろ。
「おい、ちょっとついて来いよ」
「えっ、ちょっと…!!」
強引にこいつ…栞里という女を連れていく。
そして向かったのが資料室。
「ここしばらく誰も来ないから」
「なんでこんなとこに…」
なんで?何でってこうでもしなきゃ話せないからだろ。
「さっき俺には関係ないって言ったけどさ、普通に関係ありだろ。だって俺のこと好きなんだろ?」
「………」
「今度は無視かよ…。ったく、可愛げの無いやつ」
―――バシッ!!
「ってー…、なにすんだ…よ…」
よく見ると目に涙を溜めていた。もうこぼれそうなくらい。
そしてこいつは言った。