「お前の隣の席しお……いや、なんでもねーわ」



「なんだよ」



「自分の目で確かめろってこと」




「ふぅーん…」




「じゃ、俺帰るな。また明日学校でな〜」




「おう」






―――バタン。





静かになった病室。




花瓶には花がない。




いつもあいつが持ってきてたっけな…。