今日こそは…!! って思ってもその場になるとどうしても声が出てこない。 そんなこんなで颯斗の病室の前。 「―――じゃん♡」 「――だよね♡」 …やっぱりまた女の子達いるんだ…。 正直耐えられない。 でも颯斗にとってあたしはあの子達と一緒…。 そう思うと胸が痛い。 意を決してドアをノックする。 ―――コンコン。 「どうぞ」