あたしは走って走って走って…



ただひたすら走った。






走り疲れて足を止めると目の前に公園があった。






「懐かしいな…。昔よく遊んだなぁー…」






ブランコに座りうつむいていると…。





「ねぇ、大丈夫?」







え、どちら様…







「那恵…!!」




この子はあたしの親友の那恵。



明るくて可愛くてあたしのお姉ちゃんみたいな存在。