「颯斗…?」
呼びかけてみた。
でも次の一言を聞いてあたしは絶句した。
「……あんた…誰?」
誰?って…
「な、なに冗談言ってんのよ…」
「は?俺お前のこと知らねーけど?つか、会ったことすらなくね?」
「なんで!?あたしのこと好きって…言って…くれたのに…」
いってくれたのに…。
「俺があんたを好き?人違いじゃねーの?わるいけど出てってくんない?」
そっか…もしかして颯斗は…いや、絶対…〝記憶喪失〟なんだよ。
「…ごめんなさい…」
そう言ってあたしは部屋から飛び出した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…