「いったぁ…」 もう…やだな。 アザだらけの体。 腫れた顔。 頭から血まで出てきたし…。 どうせなら死にたい…。 あたしはボロボロの体を持ち上げフラフラと歩き出した。 こんなことがこれから先続くなら… 今…死にたい。 あたしが向かった先。 それは……学校の屋上。 あたしはフェンスを超えて淵に立った。 このまま前に倒れれば… 前に倒れようとしたその時。 「栞里!!」 そこにいたのは顔を真っ青にした 「…颯斗…」