まずい…この状況は非常にまずい。
「ねぇ…もしかして2人って付き合ってるの?」
やばい、女の子たちの視線がとても痛い。
みんなあたしのこと睨んでるよ~!!
すると颯斗が
「だったら?」
「はぁ!?何言ってんの!?」
思わずあたしは突っ込む。
「…ウソでしょ…?颯斗がそんな子と付き合うなんて…」
「ちょっとあんた!どういうつもり!?颯斗をそそのかさないでよ!!」
「そーよそーよ!どーせ身体で…」
なんで…そんなこと言われなきゃいけないの?
あたしは…あたしは…。
もう…泣きそう。
ここにいたくない。
あたしは駆け出した。
「おい!栞里!!」