「ちょっと来い」



そうして颯斗に連れてこられた空き教室。




突然なことに頭はついていかず。




「え、なんでこんなとこに…」





「お前さ、俺の事好きだろ?」




「…何言ってんの?」




「わかりやすすぎ…」




「へ?」




「目…閉じろよ。嫌なら噛みついてでも拒んでくれればいいから」



え?え?なに?



だんだん近づいてくる顔。




「ちょっ……んんっ」




重なる唇。



なんで…っ、キスなんか…